レビュー

【ソニック×シャドウ ジェネレーションズ】新要素を加えて思い出と音速体験をフルHD化【モダン】

 今回は『ソニック×シャドウ ジェネレーションズ』の紹介をさせていただきたいと思います!

 今作は過去作品の『ソニック ジェネレーションズ 白の時空』のリマスター作品になります

しかしリマスターではありますが、完全新規ストーリーを追加したものとなっております

 ただのリマスターではない新規追加要素とは?
どれくらい追加要素があるのか? 気になる方は多いかと思います

 そんな『ソニック×シャドウ ジェネレーションズ』を、リマスター前の『ソニック ジェネレーションズ 白の時空 PS3&Xbox360』も含めて紹介させていただきたいと思います

 (『ソニック ジェネレーションズ 青の冒険』は3DSかつ別ゲーのため割愛させていただきます)

・完全新規ストーリー『シャドウ』とは何か

・追加要素はどれくらいあるのか

・ソニックだけでなくシャドウも操作したい方

こういった方により具体的に紹介させていただきたいと思います!

画像出典元:PlayStation4『SEGA SONIC TEAM』

画像は PlayStation4の画面になります

序盤ステージの画像しか使用していないため、ネタバレはありません

主な特徴

PS3&Xbox360からフルHD化 & 追加コンテンツのソニック編

 リマスターですが、元々高グラフィックだったため、グラフィック部分は大きな変更点なし
 過去にPS3&Xbox360でプレイされた方は特に変わりなくプレイできると思います
(すいません録画環境が低スペックなため、PS3との比較画像ができませんでした・・・)

 大きな変更点は、各ステージで『チャオ』というキャラの収集要素が追加されました

 そしてPS3&Xbox360版から13年の時を経てfps(1秒あたりの描画枚数のこと)が60に向上しており(switchのみ30fps)、かつ画質がアップ、そしてロード時間が大幅に減少しています(Xbox FPS BOOSTではfpsがすでに向上していました)


 そのほか細かい部分では、操作方法が最近のもの(オプションで変更可能)になっていたり、エッグマンの声優さん変更(マリオ&ソニックATリオオリンピック以降)、演出が一部変更されている(ムービーなど)、過去のDLCピンボール追加済みと探せばキリがないほどに細かく変更されています

↑ムービーのこの部分は変更点

 過去にプレイされていない方は、間違いなくこちらをお勧めいたします

 プレイされた方でも安心してください!後述の新規ストーリーがあります!

完全新規『シャドウストーリー』追加

 久々のプレイアブル化『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』
テイルスやエミー、ナックルズは最近のゲームで使うことはできていたのですが、久しぶりにシャドウをプレイアブル(操作キャラクター)として使うことができるのはとても嬉しいです!

 シャドウが主役として登場するのも非常に久しぶりで、『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(2005年12月15日発売)』のようないわゆる『シャドゲ』を思い出しますし、実際そこから一部キャラクターが復活しています

 ステージは、シャドウが登場した2001年『ソニックアドベンチャー2』〜2022年『ソニックフロンティア』まで(シャドウが出てない作品もある)が、復活ステージとなっています

 

よかったポイント

ボリューム増加&改善点

ロード短縮&追加コンテンツ

 据置機(PS5などの家庭用ゲーム機)の進化に伴って、fpsと画質の向上、ロードの短縮によって、処理落ちがほぼなくなりました
 これは非常に大きい改善点で、スピード命のソニックゲームで処理落ちをしてしまうと、今何が起こっているのかが分かりにくくなってしまいます

 さらにロード時間が長いと、プレイモチベーションも下がってしまいますので、大幅にロード時間が減少したことは大きな改善点といえます

 また収集要素が追加されたため、あらためてステージをくまなく探索することができます(この部分は賛否あるかもしれません)

↑ソニアド2のような多種多様なチャオを集める追加要素

 このボリューム増加によって、両方をやり込むとなると20〜30時間以上プレイできるほどに
ストーリークリア自体はすぐにできるので、手軽に遊ぶ方もより深くソニックゲームをしたい方でも十分お勧めしたい一作

シャドウ版『簡易ソニックフロンティア』


 ソニック白の時空と合わせた過去1作とシャドウの新規1作で大体1作分のゲームとなるので、そのボリュームは十分

 元々『白の時空』のみでは、アクションが苦手な方でも約5時間程度でストーリーがクリアできてしまうほどボリューム不足気味でした(完全クリアやトロフィーコンプリートまでやり込めば10〜20時間程度)

 そしてシャドウジェネレーションズはクリアまで約5時間(こちらもやりこめば10〜20時間)。合わせて10時間以上のボリューム

 シャドウ編は前作『ソニックフロンティア』のような小さめのオープンゾーンとなっており、ソニックとは全く別の操作方法やアクション、ステージ構成、などなどもうソニック編とは別ゲーと言ってもいいんじゃないのかい

 うまくソニックフロンティアの良かったところを落とし込んでおり、このオープンゾーンをくまなく探索するだけでもあっという間に時間が過ぎていくほど

 オープンワールドゲーム全体に言えるのですが、どうしてこんなにも広大なフィールド探索って面白いのでしょう・・・

 欲を言えば、『ソニックフロンティア』と同じボリュームのシャドウフロンティアをやりたかったなと思えるほど!

懐かしいステージとキャラクター

ソニック編

 残念ながら『ソニックCD』や『ソニックアドバンス』などからは出典なしですが、2011年まで(リマスター前の白の時空発売日)のメインタイトルのステージがいくつか出ています

 2D3Dどちらも原作の面影を残しつつも新しくステージを作り直しており、新鮮味があっても懐かしさがある構成になっています

 特に3Dステージは過去ステージを音速で駆け抜ける爽快感があり、非常に楽しいものになっております

  キャラクターもメインどころは登場しており、チームカオティクスも登場していたりと豪華

 ソニック以外操作はできないですが、一部ミッションではアシストとして、あるいは敵として登場してくれるので、全員それなりに見せ場があるのは嬉しいところ

シャドウ編

 シャドウ編はとにかくステージが楽しい!
2011年から13年の時を経て、たくさんのノウハウが溜まった分素晴らしい完成度

 ソニック編と同じで過去のステージをアレンジされており、片方のACTは3D、もう片方のACTは2D(斜め視点もあり)、ソニック編と合わせてステージボリュームは十分といえます

 そしてソニック編にはなかった特殊アクション『ドゥームパワー』の数々!
近年のソニックゲームはアクションが豊富になっており、こちらも例に漏れずかっこいいアクション満載(公式サイトでも紹介されています)

 このアクションを駆使してステージを攻略していく快感は、シャドウ編特有のギミックとなっており、ただハイスピードに駆け抜ける爽快感だけでは収まらない面白さがあります

 ただ13年分の乖離はやはり大きいので、先にプレイするならソニック編をプレイしてから、こちらのシャドウ編をやった方が最大限に『ソニック×シャドウ ジェネレーションズ』を楽しめるかと思います!

 ソニック編では登場しなかったキャラやBOSSたちが復活!
オメガやマリア、ブラックドゥームなどシャドウの関係者は一通り登場しているので、このゲームだけでソニックオールスターといえます

人を選ぶポイント

シャドウ編は一部アクションが若干難しい

 特に波乗りの『ドゥームサーフ』がなかなかに難しい
自動で進んでいくサーフィンなのですが、それゆえアクションステージで一度失敗すると後戻りができずやり直してしまうことも

 また旋回能力の高さやジャンプ力の低さなども相まって、なかなかに癖のあるアクション

 こういったアクションを要するコースは非常に苦戦することと思いますが、慣れてくるとサクサクステージ攻略ができ自分の成長を実感できるため、ひたすら練習あるのみ!

 幸いオープンゾーンである拠点で練習することができるので、とにかく練習!

ソニック編のストーリー

 過去のキャラが勢揃いするお祭り系は、多数のキャラを扱う上ゲームにかかわらずどのメディア作品でもストーリーは微妙というものが多いです

 ソニック編のストーリーは黒幕に攫われた仲間たちを救い出すというストーリーなのですが、救って黒幕を倒したらそれで終わりなので、単純明快なのですが残念ながらそれ以上の深みはないです

 あくまでアクションコースをやり込む方がメインとなる感じです

 逆にシャドウ編はそのソニック編での裏の出来事を描いているのですが、こちらはなかなか良いストーリーとなっていて、シャドウを知っていれば知っているほど切ない物語となっています

 シャドウ編に関してはシャドウの登場する作品、特に『ソニックアドベンチャー2バトル』と『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ(2005)』をプレイしているとより面白いと思います

まとめ

 性能UPと追加要素、そして完全新規の『シャドウストーリー』を追加して再び世に出た『ソニックジェネレーションズ』

 ただのリマスターにとどまらず、全く別のゲームを合わせて遊ぶことのできる今作は、十分なボリュームとなっております

 ソニックシャドウ共に音速で駆け抜ける爽快感はそのままに、シャドウは多数の特殊アクションでステージを攻略していく楽しさも持っています

反面アクションの難しさや、単純明快なストーリー部分の難しいところはありますが、それでも有り余る面白さを持っている一作となります

 過去にプレイしている方も、そうでない方もぜひプレイしてみてください!

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みのり
こんにちは! ゲーム、アニメ、特撮大好きオタク人間です! このブログでは、過去レトロゲームの思い出、最新ゲームのレビューを、メジャーからマイナーまで投稿していきたいと思っております。 よろしくお願いいたします( `・ω・´ )