今回は任天堂から発売されたSFC『スターフォックス2』の紹介をしたいと思います!
当時Nintendo64の登場によって開発中止になってしまった幻の作品。
でしたが、2017年ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンに収録されたことで晴れてプレイできるようになったスターフォックスシリーズです。
おすすめポイント
・360°自由なフライトシューティングがしたい方
・今作オリジナルキャラを使ってみたい方
・歯応えのある収集要素が欲しい方
タイトル | star fox 2 |
メーカー | 任天堂 |
ジャンル | シューティング |
発売日 | 2017年10月5日 |
対応機種 | ミニSFC switch(オンライン) |
価格 (ミニSFC本体) | 7980円(税別) |
ゲーム詳細
幻となってしまっていた作品
任天堂さんから発売されたポリゴン3Dシューティングゲーム
実はこちらの作品一度お蔵入りになってしまっていた作品なんです( ´・ω・` )
というのもこのスターフォックス2が開発されていた1990年代中期は、スーパーファミコンは末期も末期で、1996年発売の家庭用ゲーム機「NINTENDO64」が控えていました
他社さんのゲーム機事情や64の存在など色々な事情で開発が中止になり、スターフォックス64の開発に移ったということを『社長が訊く(任天堂ホームページ)』から見ることができます
私もゲームを作ったことがあるので大変さがわかりますが、この一件だけでもゲーム制作の難しさを垣間見ることができます、、、
独特なSLG+STG
コーネリアを守りつつ侵略された各惑星や母艦、アンドルフ軍の制圧を目的としたゲーム
SLG(シミュレーションゲーム)パートとSTG(シューティングゲーム)パートに別れており、シューティングとしては独特なゲーム性となっています
このゲームにおけるSLGは、ターン性でお互い同時にボード上のコマを動かし、コマ同士が接触したら戦闘に入るシステムです
どういった順番で敵を一掃していくのか、コーネリアを守りつつ各惑星も救ったりとシミュレーションとだけあって非常に頭を使います
基本360°フライトシューティング
今作は3Dスクロールシューティング(奥へとスクロール)は一部でしか採用されておらず、基本的に360°自由に旋回しながら敵撃墜やオブジェ起動などをしていく作品になります
『スターフォックス64』でいうオールレンジモードと同じ機能です
今後のシリーズでも定番になった360°フライトとアウトオブレンジ(ステージ外に出ると元に戻ってくるシステム)はこの時すでに完成されており、まさに初代と合わせてスターフォックスの基礎とも言える作品
斬新な変形機体
さらに特徴的なのが、アーウィン(搭乗飛行機)がトランスフォームし陸上型のウォーカー形態として地上を自由に走ることができるという衝撃!
後のランドマスター(戦車機)に近い感じですね
なかなかに可愛い形態ですがぶっちゃけ扱えると飛行形態より強くて、一部惑星や母艦制圧は基本的にこの形態で操作することが多くなる・・・かも・・・?
↑にょーんと変形、ドタドタ走る姿は可愛い(*^^*)
良かったポイント
初代よりも見やすくなったグラフィック
前作の初代スターフォックスに比べて進化しており、視認性がアップしたためストレスなくプレイすることができます
他にも細かいところで、コックピット視点じゃなくても照準が出るところや、ターゲットの敵には「TARGET」と分かりやすくなっていたりと、かなり遊びやすく快適になっているところが多いです
というのも前作で使用されていたスーパーFXチップからスーパーFXチップ2に増設されており、メモリの倍増と処理速度の高速化によって、前作よりも圧倒的な進化を遂げています
後の3Dシューティングでは当たり前になった要素がこのスーパーファミコンで出来上がっているということが、すでにすごいことです!
当時発売はされませんでしたが、スーパーファミコン末期の進化した3Dゲームをした方はぜひプレイしてみてください!
豊富になった個性豊かなキャラクターたち
グラフィックの向上により、より個性豊かになったキャラクター達
このキャラグラフィックだけでも、ドット数が明らかに増えているのでクオリティが段違いになっています
さらになんと一瞬だけ表情差分があり、笑顔のフォックスやファルコ、驚き顔のペパー将軍などが見れます
実はスターフォックスシリーズは基本的に表情差分(アサルトなどのムービーパートを除く)があまりなく、真顔なことが多いので、この表情が見れるだけでもプレイする価値があると思っています!
今作は今後ナンバリング作品で出てくる「スターウルフ」が、こと時すでに登場しています
ウルフ、レオン、ピグマは多少デザインや設定が違いますが、64以降をプレイした方たちは驚くことと思います
↑実は2からいたウルフさん
さらに今作のみのキャラクター「ミュウ・リンクス」と「フェイ・スパニエル」
スターフォックスシリーズでメイン女性キャラは割と珍しく、アサルトでクリスタルがメインキャラになるまでは、この子達のみでした
当時はお蔵入りになってしまいましたが・・・
デザインがとても良いキャラクター達なので、今作しか登場しないのはとても勿体無いです・・・
ぜひ今後新作が出るのであれば、彼女たちを出していただけませんか!任天堂さん!!笑
人を選ぶポイント
ストーリー、アクションのボリューム
おそらく開発中止となってしまった影響だと思うのですが、ストーリークリア自体は1時間もかからずにできてしまいます
前作と違い分岐ルートなどもないため、ストーリーは完全な1本道のみとなります
ボスも上述のスターウルフ、コア、ミラージュドラゴンなどと前作に比べて大幅に減ってしまいました
周回することが前提なのですが、基本的にやることは同じ敵一掃やコア破壊なので、これらから飽きてしまう方もいるかもしれません
が、各惑星でのステージ構成は色々なギミックが仕込まれているので、細かい場面で楽しいと思えるところはさすが任天堂さんです!
しかしやり込むとなると難易度は跳ね上がり、コイン収集要素やエクストリームクリアは骨が折れるレベルに難しいです・・・笑
正直あまりゲームが上手くない私自身は、エクストリームはもはやクリアできるのかという感じでした・・・笑
それくらい歯応えのある難易度となっています
やり込みや完全クリアが大好きな方は、収集要素もコンプリートしてぜひ隠し要素をその目で確認してみてください!
ちなみに結局私は見れませんでした・・・悲しい・・・泣
総評
お蔵入りから日の目を見た異色な作品
個性豊かなキャラクターと独特なシステムのシューティング、今遊んでも色褪せない面白さをもつ3Dシューティングゲーム
ボリューム面ややり込みの作業感はあれど、他のスターフォックス作品に負けず劣らずの爽快感と楽しさは健在です!
サクッと遊べるストーリーなので、空き時間にプレイしたり、実況系よりもやり込んでのタイムアタック向けの一作だと思います
現在プレイするなら、Nintendo Switch online SFC かクラシックミニスーパーファミコンでプレイすることができます
気になった方はぜひ遊んでみてください!