今回は『星のカービィ鏡の大迷宮』の紹介をしたいと思います!
今作はいわゆる『メトロイドヴァニア(メトロイドと悪魔城ドラキュラを合わせた混成後)』と言われる探索型アクションジャンルのゲームで、広大な2Dステージを探索してさまざまなアイテムを収穫していくものです
こういった探索型のゲームというのはアクション要素が強く、ゲームが苦手な方にとってはクリアできずに途中で諦めてしまう方も多いかもしれません
私自身も難しいゲームは途中で行き詰まって長時間試行錯誤するタイプなので、探索となると骨が折れる作業になってしまいます
しかし今回の探索型アクションゲームはそういったアクションが苦手な方でも十分楽しめる要素が盛りだくさんとなっております!
・アクション苦手でも探索型アクションゲームをやりたい
・ナンバリングカービィの中でも異色作がしたい
・ボリュームのあるカービィゲームがしたい
こういった方により具体的に紹介したいと思います!
タイトル | 星のカービィ 鏡の大迷宮 |
メーカー | 任天堂 |
ジャンル | アクション |
発売日 | 2004年4月15日 |
対応機種 | ゲームボーイアドバンス switch(オンライン) |
価格(当時) | 4571円(税別) |
クリア時間 | 約10〜20時間 |
画像はswitchの画面になります
物語序盤の画像しか使用していないため、ネタバレはありません
主な特徴
4人のカービィで協力して攻略
3人の助っ人カービィ
このゲームのメイン機能。
3人のCPUカービィちゃん(or最大3人と通信プレイ)と広大なステージを縦横無尽に駆け巡る
自分の操作しているカービィとは別でリアルタイムにそれぞれ活動し、困った時はガラケー(当時はまだスマホがない)で3人のカービィを呼び出して、協力プレイも可能
CPUの場合はクリアに直結することを勝手にすることはありませんが、通信プレイの場合は収集要素やボスなどクリア要素を協力して攻略することができます
後にも先にも異色すぎる一作
過去作とは別の国
今までのポップスター(プププランド)のはるか空の国。
鏡の国という場所で冒険を繰り広げるため、世界観が若干違います
過去に毎作登場したキャラは一部出てくるのみで、新規キャラクターかつここでしか登場しないキャラが多めに登場します
広大な探索ステージ
過去作の『星のカービィ スーパーデラックス 洞窟大作戦』を彷彿とさせるようなシステムで、繋がった9つのステージ内に隠された宝箱や大スイッチを探索していきます
そしてとにかく広い!
ステージマップを手に入れるまでは全て手探りになるので、とにかく色々なところに行ってはくまなく探していく感じになります
膨大なやり込み要素
宝箱の収集
今作最大のやり込み要素。
前述の『洞窟大作戦』のように、各地に散らばる宝箱を収集していくのですが、これがまた膨大な量でその数80個
しかも全9エリアかつ迷宮のように繋がったマップから探索していくので、攻略情報なしにクリアするとなるとなかなか大変
また一部はコレクションアイテムとして登場し、カービィのカラーバリエーションの変更(操作するカービィの色を変えられる)や、サウンドトラック(ゲーム内BGM視聴)などのご褒美があるなど収集するモチベーションも上がります
よかったポイント
アクションが苦手でも気軽に探索型アクションゲームができる
カービィという手軽さ
星のカービィといえば、ゲームがあまり得意でない方でも気軽にプレイできるところが魅力な作品。(『桜井政博のゲーム作るには 星のカービィ【企画コンセプト】』より)
基本的にアクションゲームというのは難しいものが多く、特に今回のような探索型アクションゲームというのはとにかく難しいシリーズだらけでした
さまざまなテクニックを駆使して攻略していくのですが、そのテクニックが難しかったり、強敵ボスや落下即死などなど。
しかし、カービィは「吸い込み」「吐き出し」「能力コピー」!
特殊な操作は必要ない全てワンボタン、ツーボタンでできます
落下死だって「ホバリング(空中に浮く)」でパスできたり
初心者にもアクション苦手な方にも手軽にできるのが、星のカービィの最大の魅力!
とはいえ簡単すぎるわけでもなく、しっかりと難しいところは難しいので、全然歯応えがないというわけでもないです。
やり込むとなるとそれ相応にテクニックが必要になったりと、後半になるにつれて自分の成長を実感できます
さまざまなコピー能力
今作も健在、豊富なコピー能力
ファイアやソードなどお馴染みなものから、ミサイルやエンジェルなどの新コピー能力が盛りだくさん
こういったコピー能力もただ敵を倒すだけでなく、ステージギミックの解除などにも使えるため、どこでどのコピー能力が必要なのか。
そこまでどうコピー能力を維持していくかなど、ただのアクション要素にとどまらない面白さがあります
広大な迷宮でも飽きない
膨大なやり込み要素
特に宝箱収集は非常に膨大です。
前述の通り全80個の宝箱を広大なフィールドから、コピー能力を駆使して探していくのでとにかく大変!
とはいえコレクションが増えていく満足感と、未開拓マップを埋めていく楽しさがあるので決して重労働というわけではありません
ゲームに限らずこういう達成していくことを目に見えて実感できるのは、気持ちが良いものです!
うまく飽きさせない工夫が細かく施されているのは、やっぱり星のカービィの面白いところ
耳にのこるBGM
なんと今作の星のカービィではほとんどが新曲!
スマブラでも使用された『森・自然エリア』や、広大な宇宙を感じる『宇宙エリア』など名曲がたくさん
特にボスBGMは過去でも現在でもあまり聴くことのない非常にダークで異質な雰囲気を放ち、全ボスからラスボス戦までを盛り上げてくれます
しかし、しっかりと従来のBGMも採用されており(特に『夢の泉物語』から)、クリアダンスも健在!
人を選ぶポイント
あまり協力してる感はない
ほぼ通信専用の協力プレイ
今作のメイン機能ではあるのですが、基本的に個人プレーになるので協力している感じはあまりありません・・・
一応最序盤や所々協力する場面があるにはあるのですが、ギミックを開放したら用済みであとは1人なので、やっぱり協力している感じは・・・
そもそも同じゲームを持っている方と通信プレーして、各々ステージをクリアしたり協力してステージクリアしたりして達成率を上げていくので(CPUの行動自体は達成率に関わらない)、通信前提の機能になってしまっているのは少々残念です
とはいえCPUが強すぎてしまうと、自分の立場が危ぶまれるので致し方ない部分ではあると思います。CPUに任せっきりになってしまうと面白くないですし
しかしCPUでも同じ画面で動いてくれたり、ボス戦では共に戦うとはちゃめちゃ感があって楽しので、一概に不要というわけではありません!
上記の複数人クリアダンスは必見!
皆勤のデデデ大王がいない
気になる方は気になる部分。
なんと後にも先にも(2024年現在)デデデ大王様が登場しないのはこの『鏡の大迷宮』のみ!
他のナンバリング作品や番外作品にはなんらかの形で必ず登場しているのですが、今作は名前すら出てきません
実際当時プレイしていた自分は、いつデデデ大王が出てくるのか気になりながらもプレイしていましたが、サブゲーム(ミニゲーム)にも完全クリア(達成率100%)しても登場しなかったことに悲しんだ覚えがあります
今までとは別世界なので仕方のない部分ですが、一応過去の作品から登場しているキャラ(メタナイト、ワドルディ、クラッコなど)がぼちぼちいらっしゃるので、よりデデデ大王様が登場しなかったのが悔やまれます・・・
まとめ
『星のカービィ』異色のナンバリングタイトル
従来のカービィとしての面白さは健在で、より広大で奥深い探索型アクションゲームに進化した今作
コピーという単純明快かつ簡単な操作で、探索型アクションゲームができることはこの作品での大きな魅力!
膨大なやり込み要素と飽きさせない工夫が盛りだくさんで、アクションが苦手な方でも楽しめる一品
気になった方はぜひプレイしてみてください!