今回は『ストリートファイター6(以降SF6)』の紹介をしたいと思います!
格闘ゲームというのは昔から存在するジャンルですが、かなり敷居が高いジャンルかと思われます
動画サイトやeスポーツなどで目にする機会は多々ありますが、非常に上手い方ばかりで、初心者や苦手な方にはかなり難しいものです
かく言う私も格ゲーは非常に苦手で、コマンド入力やコンボ攻撃などセンスが無くとにかく下手くそでした
友人とアーケード筐体で戦ってもボロ負けしまくり・・・
しかし今回のSF6はそういった初心者を救済する機能が搭載されており、ある程度の知識と技術で十分格ゲーを堪能できるようになっています!
・格闘ゲーム初心者でも楽しみたい方
・オフラインでもストーリーを楽しみたい方
・迫力のある駆け引きをしたい方
こういった方により具体的に紹介したいと思います!
画像はPS4の画面になります
ほぼ序盤の画像しか使用していないため、ネタバレはありません
主な特徴
画期的システム『モダン』『ドライブ』
『モダン』操作
本作には従来のコマンド入力式の『クラシック』、そしてワンボタンでコマンド入力が可能になる『モダン』、半自動でコンボを出してくれる『ダイナミック』の3種類の操作方法が存在。
『ダイナミック』は自動操作となってしまうので、基本的には『クラシック』か『モダン』のどちらかを使うことになります
複雑化した操作を簡易的にした『モダン』ですが、過去作品にも初心者救済モードというのはありました
が、今回の操作方法はそういった救済の枠に収まらず、十分実践で使うことのできるほどに調整されているので、大会でも使われているほどに画期的な操作方法といえます!
他にもモダン操作である程度キャラ性能を理解した上で、クラシック操作に変更してキャラを使いこなすこともできるなど、多種多様な使い方も可能です
『ドライブ』システム
今作には『ドライブ』と言われる駆け引きを生み出すシステムが存在します
ドライブを発動することができれば、2発までスーパーアーマー(攻撃を受けても怯まない)状態になり、当たれば相手をダウン状態にすることができます
技を発動すると大きめのスキを晒してしまうリスクがありますが、ヒットすればさまざまなコンボを決めれるリターンがあるなど、これ一つで駆け引きを生み出しています
アーケードとはまた違った『ワールドツアー』
世界各地を巡り、メインファイターたちに弟子入りをすることで各キャラの技が使えるようになるRPG(レベルUP式)のモード
『Final Fight』などの要素がたくさん盛り込まれているため、そこに出てきたステージ『METRO CITY』や一部キャラクターも登場します
なかなか世界観が世紀末で、誰とでも拳を交えるのが当たり前というぶっ飛び具合。
サラリーマンであろうと、警察官であろうと、男女平等にぶん殴りぶん蹴ります笑
さらに戦闘中は野次馬が観にくるなど世界観の徹底ぶり!
こういった要素をゲーム内でもちょっと言及していたりと、バカゲーじみた面白さがあります!
しかしそれに反してストーリーはなかなか重めの内容です。
ネタバレになるので詳細は避けますが、うまくこの世界観と乖離しないように書き上げられているので、じっくりプレイしてみてください
定番の『オンラインバトル』
『ランクマッチ』も存在しており、キャラクターごとのランクを上げて極めることもできます
また設定でマルチプラットフォームでのクロスプレイ(PS5とPCで対戦など)が可能なので、非常にマッチングもスムーズでストレスなく対戦が可能
初心者にはかなり敷居が高めではありますが、オフラインでのトレーニングやストーリーである程度キャラ性能を理解した上で、オンラインマッチを積み重ねていけば十分楽しめるものだと思います
最初は本当に負け続けますが、根気よくプレイし続けてみてください!
『フレンドマッチ』も対応しているので、同じSF6を持っている方と対戦も可能です
よかったポイント
格ゲーが苦手でも楽しめる
新規が多かった今作
今作を動画サイトでたくさんの方がプレイしているのを見た方も多いと思います
過去作からプレイしていた方はもちろん、新しい操作方法によって初心者が参入してきたために、人気配信者もプレイしたことで大きな話題となりました!
特に上級者の方からさまざまなコンボや操作をレクチャーしている切り抜き動画も非常に人気が高いため、より一層たくさんの方が格闘ゲームにハマるきっかけにもなりました
私自身は過去作からプレイしていましたが下手くそだったので、今回の新しい操作は難しいところが少なくとても助かっています!
アシストコンボ
モダン操作には『アシストボタン』なるものが存在しており、このボタンを押しながら他のボタンを押すことで簡易的なコンボを繰り出すことができます
また本来コマンド入力することで発動できる必殺技を、ワンボタンで繰り出すことができるなど、ジャンルは違いますが感覚的には『スマブラ』に近い操作性になった感じです
私は非常に格ゲーが苦手で、思った通りの行動ができないなどの煩わしさがよくあったのですが、モダン操作によって気軽に格ゲーができるようになったのはとても嬉しいです!
爽快感のある演出
今作も派手な演出は健在で、特にスーパーアーツ(超必殺技)とドライブは非常に派手になっています
ドライブシステムの視覚的に訴えかけてくるカラフルで見栄えのある演出、長めのヒットストップ(技が当たると一時的に止まる)によるクリーンヒット演出など、このダイナミックさがより一層駆け引きを面白くしています
スーパーアーツも過去作品同様フィニッシュ演出があり、最後は必殺技で決める楽しさも健在で、無意識に使ってしまうほど
オフラインでも楽しい
ワールドツアーの個性豊かなキャラクターたち
ワールドツアーでは、プレイアブルキャラではないゲストキャラクターが多数登場します
『Final Fight』からのキャラクターも存在と、実際にプレイアブルとして使うことができないのが残念なレベルです
またモチーフとなった『Final Fight』などのアーケードゲームを期間限定でプレイすることができます
ここでワールドツアーに登場するキャラも出てくるので、知らない方は「あ、このキャラか!」となること請け合い!
あるところにアーケード筐体が置いてあったり、昔懐かしのミニゲームも存在
またあるところでカプコン製ゲームの小ネタがあるので、それも探してみてください!
アバターによる多種多様な構成
アバターによる自分の分身を作り出し操作をするのですが、昨今のゲーム例に漏れず非常に自由度の高いキャラクターを作ることができます
筋骨隆々からセクシー、力士、子供、老人などさまざまな姿形にでき、装備品によっては面白いキャラクターも作ることができるなど自由度は高いです
ストーリー中喋ることはありませんが、しっかりと主人公として絡んでいくので、時間をかけてでもアバターを作ることをお勧めします
人を選ぶポイント
賛否両論でもある操作方法
モダンとクラシックの棲み分けが微妙
このゲーム最大の人を選ぶポイント(良い点でもあり悪い点でもあります)
今作のモダン操作は難しいコマンドなしに必殺技が出せる。と言うことは相手の行動を見てからすぐ必殺を出しやすいと言うこと。
それは本来コマンド入力による数フレーム(1秒間を60分割した時間)を無視して瞬時に発動することになるので、クラシック操作をしている方にはそのフレーム分不利に感じる仕様ともいえます
とはいえモダンだからクラシックに勝てるというわけではなく、モダン使用時はダメージ量80%に抑えられていたり、そもそもクラシック中級〜上級者には全くといっていいほど勝てません
どちらの操作にしても、練習と場数は過去作同様非常に重要となります
個人的にはモダンはモダン、クラシックはクラシックとマッチングするという形にすれば良かったのではないかなとも思います
インフレ気味ワールド
オフラインモードのワールドツアーは、RPG式なのでレベルと装備によって強化することができます
が、これが中盤になるにつれてCPUの攻撃力が急激に上がってしまうため、一瞬にしてこちらのライフが蒸発します
アイテムをうまく使っていけばそれなりに戦えますが、アイテムはドロップ(敵が落とす)か購入なので割と貴重。
防具は最大強化しレベルはUPUより10~20レベル余裕を持っておかないとかなり厳しい・・・
そうなると決まった技を使ってうまく相手をはめる戦法を使いがちになってしまうので、そこが非常にもったいなかったなという印象・・・
しかし、さまざまなプレイアブルキャラの技を組み合わせられることは非常に魅力的なので、時間をかけてでもワールドツアーをプレイすることをお勧めします!
まとめ
さまざまな賛否を生んだ今作でしたが、格闘ゲームが苦手な私としては非常に楽しい逸品なのではないかと思います!
やはりどうしても敷居が高くなってしまいがちな格ゲーをここまで普及させ盛り上がりを見せたのは、他でもない『モダン』操作による初心者や苦手ユーザーに寄り添ったシステムによるものは大きいです
ストーリー、オンラインともにボリュームが凄まじいので、飽きずに延々とプレイできる格ゲーはとても魅力的です
オフラインでもオンラインでも幅広い層が楽しく遊べる今作を、格ゲー入門としても過去作からやっていた方でもぜひプレイしてみてください!